課題名 | 8.水田農業を支える新規需要米等の収量レベルアップ技術の確立 1)加工用米「宮崎52号」の安定多収栽培法の確立 2)飼料用米「ミズホチカラ」の多収栽培法の確立(早・普通期) 3)本県に最適な業務用米品種の選定と多収栽培法の確立(早・普通期) |
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研究機関名 |
宮崎県総合農業試験場 |
研究分担 |
作物部 |
研究期間 | 令元 ~令3 |
年度 | 2020 |
摘要 | 1)「宮崎52号」は、窒素施用量を主食用米の1.5倍程度の超多肥とすることで増収すること、玄米タンパク質含有率を高めるためには穂肥を遅らせるか、実肥の施用が有効であることを明らかにした。移植日は3月下旬から4月下旬まで対応でき、栽植密度は、株間25cm以上の疎植は避けた方が良いと思われる。また、穂肥の施用時期を出穂前25日とすると多収になるが、品質がやや低下する傾向が見られた。 2)「ミズホチカラ」の早期栽培の施肥では、窒素が基肥7kg、穂肥5kgが多収となった。普通期栽培は台風やトビイロウンカの影響により適正な比較ができなかった。栽植密度の比較では、粗植栽培でも早期栽培で慣行と同等、普通期栽培で慣行以上の収量が得られた。 3)早期栽培で、「あきだわら」と「ほしじるし」施肥試験を行い、明確な差は確認できなかったものの、緩効性肥料がコスト低減につながることが確認された。また、「ほじじるし」の方が、多収となる傾向がみられた。 普通期では6水稲品種を比較し、「南海187号」が収量が高く食味も良好であった。品質は、台風やトビイロウンカの影響で全体的に良くなかった。 |
カテゴリ | 肥料 加工 飼料用米 水田 施肥 低コスト 品種 良食味 |