課題名 | 道内黒毛和種におけるゲノム育種価の精度向上と近交度評価法に関する研究 |
---|---|
研究機関名 |
北海道立総合研究機構
畜産試験場 |
研究分担 |
肉牛研究部肉牛G |
研究期間 | 完了 R2~3 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的:多様な遺伝背景をもつ種雄牛等のジェノタイプデータを加えることによるゲノム育種価の精度向上効果を検証する。ジェノタイプデータを用いた新たな近交度評価法およびその指標に基づく枝肉形質の近交退化量を明らかにする。 成果:多様な遺伝背景をもつ種雄牛等のジェノタイプデータの追加により、希少な血統構成をもつ個体のゲノム育種価正確度は向上し、検証牛のゲノム育種価と推定育種価との相関係数も向上した。SNP情報を用いた近交度評価法に基づき推定した近交退化量は、近交係数に基づき推定した場合より大きな値となる傾向があった。種雄牛等のジェノタイプデータ追加によるゲノム育種価の精度向上効果を示し、ジェノタイプデータを用いた近交度評価法に基づく近交退化量を明らかにしたことから、本研究目標を達成したと考えられる。 |
キーワード | 黒毛和種、ゲノム育種価、リファレンス、ジェノタイプデータ、近交度 |
カテゴリ | 育種 ゲノム育種 評価法 |