担い手不足に対応したりんごの省力栽培及び安定供給技術に関する試験・研究開発

課題名 担い手不足に対応したりんごの省力栽培及び安定供給技術に関する試験・研究開発
研究機関名 青森県産業技術センター  りんご研究所
研究分担 栽培部
研究期間 継R1~5
年度 2021
摘要 目的:省力栽培技術及び安定供給技術を開発するため、①樹形及び栽培管理方法、②長期貯蔵技術を明らかにする、
成果:①半密植栽培は3年目で結実し始め、データを蓄積する。高密植栽培も3年目で樹冠の拡大が早く収量が多かった。高密植栽培の単年度収支ではふじに比べ着色管理が不要なシナノゴールドが黒字になった。M.9台木の凍害対策としてホワイントンパウダーが1年、ホワイトンペーストが2年以上、持つことのほか、経費からみると刷毛が、作業時間からみると動力噴霧機が有効であることが明らかとなった。省力的な人工授粉方法として、静電風圧式受粉機が有効であるが、使用花粉量が人手授粉よりかなり多く要すること、溶液授粉は濡れている花に使用できること、花粉母細胞期~花粉四分子期は展葉7~10日後頃であることを明らかにした。②1-MCP+CA処理による効果は適期収穫果で最も効果が高いこと、1-MCP+CA処理におけるCAの条件として、酸素濃度は10%まで緩和できるが二酸化炭素濃度は2%を維持する必要があることを明らかにした。また長期貯蔵向け品種として有望とみられる「秋陽」に対する落果防止剤の使用は果実品質や貯蔵性等に影響がないことを明らかにした。
カテゴリ 栽培技術 受粉 台木 長期保存・貯蔵 凍害 品種 りんご ワイン

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