課題名 | 2 食の安全・安心の確保に関する技術開発 (1) 二枚貝等の貝毒に関する研究 |
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研究機関名 |
岩手県水産技術センター |
研究分担 |
漁場保全部 |
研究期間 | 継H26~R5 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的:貝毒原因プランクトン等のモニタリングにより貝毒発生予測を行うとともに、海域の低毒化技術開発として国立研究開発法人水産研究・教育機構の協力を得ながらゴカイ等の底生生物を活用した麻痺性貝毒原因プランクトン(以下、「プランクトン」という。)のシスト(種)の発芽抑制研究を行う。 計画:①柱状採水法を用いた貝毒の監視強化として、プランクトンによりホタテガイが監視強化基準値(2MU/g)を超える場合の水温別注意密度を設定、②底生生物を活用したプランクトンのシスト発芽抑制研究に係る連携機関の探索 期待される成果:①毒化予測精度の向上による中毒の未然防止 ②早期出荷再開による生産所得の安定 成果: ①プランクトンによりホタテガイが基準値(2MU/g)を超える注意密度は、水温8~9℃台で40細胞/L、10℃台で50細胞/L、11℃台で70細胞/L及び12℃台で110細胞/L。 ②令和3年度水産業関係研究開発推進会議の研究開発ニーズとして、国研究機関に対し、研究等の要望を行ったところ、次年度以降、共同研究開発等で連携を行いたいとの回答を得た。 残された課題: ①得られた成果について現場検証する必要がある。 ②国立研究開発法人水産研究・教育機構で進められているゴカイ等の底生生物を活用した貝毒原因プランクトンのシスト(種)の発芽抑制研究の情報収集及び本県で同様の研究が可能か予備試験を実施する必要がある。 |
カテゴリ | 出荷調整 モニタリング |