課題名 | 園芸作物優良種苗生産供給事業 |
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研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所 |
研究分担 |
野菜部
園芸環境部 |
研究期間 | 継S49~ |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的: 県内園芸特産産地の安定生産,高品質を支え,産地競争力を強化するため,主要品目の優良種苗を安定供給する。また,新たに産地化を図ろうとする新品種の種苗供給体制の整備を行う。 得られた成果: ①イチゴ基核苗の他に,キク,カーネーション,ユリを配布した経緯がある。イチゴ基核苗の配布は毎年継続して実施しており,令和2年5月20日にイチゴ基核苗20株(「とちおとめ」11株,「もういっこ」6株,「にこにこベリー」3株)を(公社)みやぎ農業振興公社へ配布し,令和2年5月26日に「もういっこ」3株を三好アグリテック㈱へ配布した。 ②「もういっこ」については,許諾締結した団体に配布しており,令和2年度の県内許諾先は(公社)みやぎ農業振興公社,㈱プラントデザインの2社,県外許諾先は,㈱高橋種苗店(千葉県),三好アグリテック㈱(山梨県),伊達市農協(北海道),(農)千葉ナーセリー(千葉県),㈲花雅(福島県),タキイ種苗(京都府)の6件である。 ③イチゴ基核苗のウイルス検定については,検定対象4種ウイルスのRT-PCRによる検出法を確立(H19普及・参考)し,H20年から診断を開始した。 ④県育成のセリ品種「Re14-4」は,培養株を生長点培養により増殖させ,令和2年(計678株),令和3年(計710株)と2年続けて県内出荷組合,生産者,法人等へ親株として配布した。また,「みやぎVWD1号」は継代培養により維持,保存した。 ⑤県育成ユリ品種「ルビーマジック」について,令和2年度に要望に対応できるよう鱗片繁殖用母球の増殖を行った(250球)。「杜の乙女」等,計4品種を継代培養により維持,保存した。 ⑥県育成スプレーギク3品種は,継代培養により維持,保存した。 ⑦平成23年3月に品種登録したリンゴ「サワールージュ」の生産拡大のため,育成した穂木および苗木を県内の希望農家に配布(延べ156名,745本(平成31年3月末時点))するとともに県外の許諾先に穂木を配布(2業者,90本)した。また,枝物(実物)に利用できるクラブリンゴの苗木を育成し,希望栽培農家に配布した(延べ31人,35本)。 |
カテゴリ | いちご カーネーション きく 出荷調整 新品種 生産拡大 せり 繁殖性改善 品種 ゆり りんご |