課題名 | きのこ廃菌床を利用した野菜栽培資材の開発 |
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研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所 |
研究分担 |
野菜部 |
研究期間 | 継R2~R4 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的: きのこ生産に伴い大量に発生する産業廃棄物「廃菌床」の処理が現場では問題となっているため,きのこ廃菌床を活用して,野菜の養液栽培用に大量に必要とされる有機質培地等としてのリサイクルを検討する。 得られた成果: ①ミニトマト,ナス栽培を行ったところ,培地の違いによる果実数,果実サイズへの特定の傾向はみられず,2年連用の場合でも同様の傾向であり,廃菌床はヤシ殻培地と比較し収量,生育ともに同程度となり,廃菌床の果菜類の養液栽培の培地として活用できる可能性が高いと考えられた。 ②イチゴ養液栽培の有機質培地としてヤシガラ培地に廃菌床堆肥50%混和した場合と廃菌床堆肥を100%利用した場合,慣行のヤシガラ培地と比較して,商品果率,年内総収量,総収量,総果数に差はなく,廃菌床堆肥が有機質培地として活用できる可能性が示唆された。 |
カテゴリ | いちご なす ミニトマト 野菜栽培 養液栽培 |