課題名 | 主要露地野菜生産に関する気候変動適応技術開発事業 |
---|---|
研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所 |
研究分担 |
野菜部 |
研究期間 | 継R3~R7 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的: 現状の気候条件に適応する新しい作型,品種,栽培方法等を策定することで,県内野菜生産量の向上を目的とする。 得られた成果: ①ブロッコリーの8月31日定植区は,「ピクセル」の調製重,花蕾径が「おはよう」と「ハイツSP」よりも優れた。9月10日,9月17日定植区は収穫まで至らなかった。日平均気温が15℃を下回わると発育が停滞したことから定植晩限は8月31日~9月10日にある。 ②エダマメ早熟栽培における直播栽培の播種早限は,極早生種「神風香」が4月27日,早生種「おつな姫」が4月14~27日,中早生種「湯あがり娘」が4月10日頃である。栽培日数を十分に確保する必要がある品種は,播種時期が遅くなるほど収量が低下する。 ③ブロッコリーの花蕾障害の発生は,6月25日定植より7月12日定植でやや低下し,「ボルト」,「令麟」の異常花蕾率は標準品種より低かった。マルチ栽培では各定植日で異常花蕾率が100%でマルチによる抑制効果はない。花蕾障害の発生程度は7月12日以降の定植で低下し,発生が少ない品種は「ボルト」,「令麟」である。 ④夏どりレタスの有望品種は「アリスト」,「ブルラッシュ」,「愛護」の3品種であり夏季高温期においても外部抽だいやとろけ症状の発生が少ない。 ⑤ほうれんそうでは,「明瞭40」は気温と地温を下げる効果が高い資材はである。「イフリート」の調製重は重く,最大葉長は短く且つばらつきが少なく,28℃まで発芽率70%程度を維持し,最も適している。 |
カテゴリ | えだまめ 栽培技術 直播栽培 播種 品種 ブロッコリー ほうれんそう レタス |