寒冷地に適した環境制御による花きの高品質・安定生産技術の開発

課題名 寒冷地に適した環境制御による花きの高品質・安定生産技術の開発
研究機関名 宮城県農業・園芸総合研究所
研究分担 花き・果樹部
研究期間 継R1~R5
年度 2021
摘要 目的:
 キク類やカーネーションの切り花類において,冬季の炭酸ガス施用による高品質生産技術を開発するとともに,キク類においては,暗期中断において省力で低コストな生産技術を開発する。さらに,鉢物類や花壇用苗物類において,物理的刺激を利用した高品質生産技術を開発する。これらのことにより,県内版花きの高品質・安定生産技術体系を確立する。
得られた成果:
①輪ギク及びスプレーギクの2月出荷作型において,炭酸ガスを施用したところ,品種によって切り花重,葉数,茎径,花数等が増加し,切り花品質にボリュームが出る傾向が見られた。また,自作の炭酸ガス施用装置が概ね設定どおり作動することが確認できた。また,カーネーションでは炭酸ガス施用により,一部の品種では切花重の増加が認められたものの,ほとんどの品種では炭酸ガス施用によって開花,収量,切り花品質が変わらなかった。
②秋ギク型のスプレーギクの電照栽培において,2か年にわたり赤色電球形LED電球が暗期中断用光源として利用できることを確認された。また,輪ギクについては,赤色電球形LED電球が暗期中断用光源として利用できることが明らかになった。また,夏秋ギク型キク類栽培において,赤色光では波長660nmより635nmの方が花芽分化抑制効果が高いことが確認された。また,波長700nmでも花芽分化抑制効果があることが確認された。
③ポットマムに風の間欠処理や接触刺激を行うと,ダミノジット処理ほどではないもののわい化効果が認められた。ストックやハボタン苗へ振動処理を行ったが,明確なわい化効果は得られなかった。
カテゴリ カーネーション 環境制御 きく 高品質生産技術 出荷調整 ストック 低コスト はぼたん 品種 わい化

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