課題名 | 果菜類における総合的作物管理を目指した総合的病害管理技術の開発 |
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研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所 |
研究分担 |
園芸環境部 |
研究期間 | 完H29~R3 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的: 果菜類におけるIPM技術の残された課題を解決し,それら技術を総合的に実施し効果を評価する。 得られた成果: ①キュウリの地上部病害について,中下位葉重点防除,品種抵抗性及び化学剤や気門封鎖型薬剤を総合的に利用した,環境と調和した総合的病害管理技術が確立され,一部については栽培現地での実証も行った。 ②トマトうどんこ病について,品種抵抗性の評価やUV-B拡散反射装置を用いた防除法,気門封鎖型薬剤の効果,コナジラミ類との同時防除等を検討し,総合的病害管理技術を構成するための各種データを得た。 ③生産地で問題となっているホウレンソウ萎凋病に対する転炉スラグの効果を明らかにし,生産地における問題解決に結びつけた。 ④イチゴ新品種「にこにこベリー」のうどんこ病,炭疽病及び萎黄病に対する耐病性程度を明らかにし,生産者の防除対策決定の一助とした。 ⑤高設栽培におけるイチゴ萎黄病の隣接株への感染,発病が確認され,周辺株の抜き取りの必要性が示唆された。 ⑥生産地で発生問題となっているパプリカの腐敗果について,病原菌を同定するとともに,病原菌の生態的特性を明らかにした。 |
カテゴリ | 萎黄病 いちご うどんこ病 管理技術 きゅうり 新品種 炭疽病 抵抗性 トマト ピーマン 品種 防除 ほうれんそう 薬剤 |