園芸作物に付加価値を与えるウイルスの探索

課題名 園芸作物に付加価値を与えるウイルスの探索
研究機関名 宮城県農業・園芸総合研究所
研究分担 園芸環境部
研究期間 完R1~R3
年度 2021
摘要 目的:
 キュウリモザイクウイルス(CMV)およびインゲンマメ黄斑モザイクウイルス(BYMV)をターゲットとして,新たに弱毒ウイルスを探索するとともに,既に知られている弱毒ウイルスを用いて,付加価値向上の要因解明及びウイルス感染作物の品質調査を行うことで,植物ウイルス利用技術の開発を目指す。
得られた成果:
①農業・園芸総合研究所内の自生植物349個体からキュウリモザイクウイルス(CMV)感染株を選抜し,CMV株を3株得た。取得率は0.86%であった。
②宮城大学構内取得CMV株3株,県内A市のトルコギキョウで発生したCMV3株,1)で得た3株の塩基配列を解析し,類縁関係を調査したところ,外皮タンパク質の塩基配列による系統樹ではいずれもCMVサブグループ1のクラスターに分類され,宮城大系統3株はサブグループ1A,それ以外の6株は1Bで分岐した。
③ペチュニア10品種に9株のCMVを接種したところ,品種の違いやCMV系統ごとに症状の強弱が認められた。CMV株の違いでは,H301(宮城大株)及びE4(トルコギキョウ株)で比較的症状が弱く,品種では「バカラホワイト」が比較的症状を示しにくいと考えられた。花弁ではモザイク症状の他に萎縮,奇形等の症状が見られた。その中でも,H301,E4,T78(農園研株)株は比較的症状が軽く,モザイク症状は見られたが花の形状への影響は少なかった。
④ペチュニアの花弁の色素合成関連遺伝子の発現を解析し,無接種区との相対発現量を調査したところ,「バカラサーモン」では全体的に無接種区と同等かやや発現量が減少する傾向が,「バカラマジェンタ」では同等か上昇する傾向がそれぞれあり,品種間差が見られた。「バカラチェリーレッド」では,CHI及びANSで無接種区と比較して有意に発現量が減少する区も見られた。
⑤同様に細胞骨格を形成するチューブリン遺伝子の発現量について相対比較したところ,いずれもウイルス接種区で発現量が上昇する傾向が見られ,ペチュニア「バカラサーモン」と「バカラチェリーレッド」の2品種では有意に発現量が上昇する区が見られた。
カテゴリ いんげんまめ きゅうり 植物ウイルス トルコギキョウ 品種 ぶどう ペチュニア モザイク症

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