天敵温存植物・間作を核とした露地野菜での総合的害虫管理技術の構築と実証

課題名 天敵温存植物・間作を核とした露地野菜での総合的害虫管理技術の構築と実証
研究機関名 宮城県農業・園芸総合研究所
研究分担 園芸環境部
研究期間 継R3~R5
年度 2021
摘要 目的:
 化学農薬に依存しない害虫防除体系の構築には、総合的病害虫管理(IPM)の導入が必須であり、その核となるのは天敵利用による害虫防除技術である。施設栽培で利用が進む生物農薬としての天敵資材は、露地野菜圃場においては登録・販売が限られているため、土着天敵の利用が必須となる。しかし、これまでは限られた圃場における試行錯誤の実証が行われているだけで、天敵種の特性や、天敵温存・保護・増強効果をもたらす作物以外の間作・混作植物(以下、「二次植物」と称する)の機能を科学的に解明して実証した例は少ない。本研究では、天敵・二次植物の特性を室内および圃場レベルで科学的に解明し、圃場実証を行う。
得られた成果:
①二次植物(大麦)を利用したキャベツおよびタマネギでのIPM体系を確立している。
②北日本地域において天敵誘引効果のある開花植物(そば,ハゼリソウ,コリアンダー)が把握できている。
③二次植物として大麦と開花植物を組み合わせることでモンシロチョウ,アザミウマ類,アブラムシ類に対する高い抑制効果を確認している。
④開花植物を導入した場合に誘引・温存される主要な土着天敵種が明らかとなっている。
⑤大麦を間作した場合の地上徘徊性土着天敵についても,主要な発生種が把握できている。
カテゴリ 害虫 管理技術 キャベツ コリアンダー 施設栽培 そば たまねぎ 天敵利用 土着天敵 農薬 防除

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