課題名 | 急激な被害をもたらす森林病虫獣害の調査 |
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研究機関名 |
山形県森林研究研修センタ- |
研究分担 |
森林生態保全部 |
研究期間 | 継R1~R5 |
年度 | 2021 |
摘要 | 山形県内の継続被害と不定期に発生する病虫害及びクマハギ害について、被害拡大の可能性を見極め、県民・行政への適切な情報提供のため、被害発生状況を調査した。 継続被害については、タッチパネル式GPSを用いて、被害木本数や被害発生位置について全県的に調査し、山形県森林クラウドに掲載した。マツ枯れは、昨年度までの被害地周辺で発生しており、ピーク時と比較すると減少傾向にある。ナラ枯れは、全県的な被害から局地的な被害に移行している。カツラマルカイガラムシの被害は、全県的にわずかであり終息に向かっているようである。一方で、不定期に発生した病害虫は、カシワノミゾウムシ、マイマイガ等で、特にカシワノミゾウムシは8市町村で被害が確認された。クマハギ害については、全県(民有林)を対象に目視調査を行った。調査では被害本数や材積を把握するとともに、被害位置を面的に可視化し、経年変化から被害方向予測の可能性を探った。その結果、令和3年度の被害は前年と比較し減少したものの、新規被害メッシュが発生し被害地域が拡大している市町村が多かった。 |
キーワード | 森林病害虫 被害状況 発生地域 クマハギ |
カテゴリ | 病害虫 害虫 GPS |