課題名 | 乳牛未経産牛における受精卵(胚)回収技術の確立 |
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研究機関名 |
福井県畜産試験場 |
研究分担 |
酪農研究G |
研究期間 | 新R3~R6 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的:高能力乳牛の過剰排卵処置(SOV)により回収された胚を別の牛に移植し、産子を得る胚移植技術が活用されているが、1回で回収できる正常胚数が少ない。そのため、ゲノミック評価を活用し高い産乳能力が期待される未経産個体を選抜し、その牛からの効率的な胚回収技術を確立する。 結果:SOV時の未経産牛へのFSH総量を特定するため、14ヵ月齢のホルスタイン種雌牛14頭にFSH総量が16AUもしくは20AUでSOVを行い、AI後採胚を実施した。AI時の卵胞数は2区間で大きな差はなかったが、採胚時の黄体数および回収卵数は20AUが多い結果となった。採胚後の繁殖成績は16AUが20AUよりも良好な結果となったが、2区間で有意差は認められなかった。これらのことから、未経産牛へのFSH総量は20AUが適切であると判断された。 |
キーワード | 未経産牛、ゲノミック、採卵成績 |
カテゴリ | 乳牛 繁殖性改善 |