侵入シストセンチュウ類緊急防除後の営農再開・再発防止支援技術の開発 1)テンサイシストセンチュウの再発防止技術の開発 イ 耕種的、化学的防除による栽培体系の実証

課題名 侵入シストセンチュウ類緊急防除後の営農再開・再発防止支援技術の開発 1)テンサイシストセンチュウの再発防止技術の開発 イ 耕種的、化学的防除による栽培体系の実証
研究機関名 長野県野菜花き試験場
研究分担 環境部
研究期間 完R1~R3
年度 2021
摘要 目的:Hsの宿主範囲を解明し現地で栽培可能な作物種を選定する。また、線虫密度低減効果の高い捕獲作物を明らかにする。これらの現地適用性を解明し、薬剤等とくみあわせた「防除効果が高い栽培体系」をマニュアル化する。
成果:営農再開ほ場でD-Dによる土壌消毒ではHsの再発が3割強認められた。過去の再発実績に基づくリスク判定では7割のほ場が中~高リスクであったことが、再発が高い要因であると考えられる。クロルピクリン処理は2ほ場で行い、再発は認められなかった。捕獲作物の実証行い、Hsの再発は認められなかった。リスク判定では半数のほ場が中~高リスクであり、評価したほ場は少ないものの捕獲作物による再発防止効果はあると考えられた。新規にHsが発生したほ場において、D-Dの防除効果は密度低減率80%、捕獲作物は概ね60%の密度低減率であった。捕獲作物の未市販品種について、現地で春まき、夏まき、秋まきの作型で実証試験を実施し、現地適用性があることを明らかにした。Hs防除対策マニュアルを策定した。
カテゴリ くり 栽培体系 てんさい 土壌消毒 品種 防除 薬剤

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