将来的な地球温暖化がレタス生産に及ぼす影響評価と対策技術の開発 1)地球温暖化によるレタス生産への影響評価 ア レタス主要病害虫のモニタリングと過去の発生時期の比較

課題名 将来的な地球温暖化がレタス生産に及ぼす影響評価と対策技術の開発 1)地球温暖化によるレタス生産への影響評価 ア レタス主要病害虫のモニタリングと過去の発生時期の比較
研究機関名 長野県野菜花き試験場
研究分担 環境部
研究期間 継H30~R4
年度 2021
摘要 目的:主要病害虫について発生状況を調査し、気象条件や過去のデータと比較検討して、温暖化の進行により将来問題となる病害虫を推定する。
成果:本場で6作・マルチ3種、現地で5作・マルチ2種について軟腐病の発生消長を調査し、生育期間の地温と軟腐病の発病について一定の相関関係があることが示された。本場及び現地圃場の発病株から分離した軟腐病菌をハクサイ葉片に接種し、発病と地温の関係のモデル式を作成した。腐敗病では、降雨の有無、気温の条件を組み合わせ、2作型で試験を行った。その結果、秋作で高温区ほど発病が高まる傾向が認められた。また、土壌水分が発病を助長させることが示唆された。オオタバコガ成虫は、過去10年ではやや遅い5月第6半旬に初誘殺された。前年11月から3月の気温は、過去2番目に高くなったが、初誘殺時期は早まらなかった。休眠蛹期の気温(11月~3月)と初誘殺時期との関連は判然としなかった。過去10年平均と比較し、年平均気温は高かかったが、総誘殺数は少なく関連は判然としなかった。深度10cmまでは地温と気温の相関は高く、気温から地温を推定できると考えられた。
カテゴリ 害虫 はくさい モニタリング レタス

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