課題名 | 菌茸に関する素材開発研究 1)きのこの害菌・害虫、生育障害発生抑制技術の開発 イ 栽培施設に侵入する害虫の効果的な防除技術の確立 (イ)きのこ生産施設に侵入する昆虫等の防除 |
---|---|
研究機関名 |
長野県野菜花き試験場 |
研究分担 |
菌茸部 |
研究期間 | 継H30~R4 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的:施設内に侵入する害虫の効率的な調査技術、捕獲技術を開発する。 成果:簡易ダニトラップ評価試験からPDAに粉末酵母エキスを0.5%添加したPY培地が、ケナガコナダニの捕獲数が多く、さらに抗生物質を加えて、アオカビやケカビなどの繁殖を抑えたPY-C2培地を開発した。現地施設数件でダニトラップ調査を実施し、シャーレのフタをしたままでトラップを設置する方法を実証し、技術情報として提案した。現地ブナシメジ培養室での定期トラップ調査を実施した。防除対策の強化(マルチ被覆方法の改善、培養管理方法、清掃強化など)を継続して行った結果、今年度はダニによる害菌汚染ビンはほぼ発生せず、継続した対策が効果を発揮することを確認した。また、新たにダニによる害菌被害が発生した現地施設の培養室でも対策の効果確認のために定期ダニトラップ調査を実施している。 |
カテゴリ | 害虫 繁殖性改善 防除 |