新種クマノザクラの保全と活用に向けた大量増殖及び更新技術の開発

課題名 新種クマノザクラの保全と活用に向けた大量増殖及び更新技術の開発
研究機関名 和歌山県林業試験場
研究分担 経営環境部
研究期間 完R1~3
年度 2021
摘要 【目的】
クマノザクラを保全し活用するために、優良形質の選抜と形質の維持に必要なクローン増殖手法を開発する。
また、サクラ類は根の伸長阻害を引き起こす物質を根から分泌することが知られている。そこでサクラ類連作障害の検証とその対策法を開発する。
【成果】
①クマノザクラ優良候補株として選抜した73個体の花を、ヤマザクラおよび‘染井吉野'と比較した。花径は‘染井吉野'≧ クマノザクラ ≧ヤマザクラとなった。クマノザクラの花弁の色は、全体が白、薄桃、薄紅色の単色タイプと、縁に薄紅や紅色が配色される2色タイプが確認された。
②県内4ヵ所の‘染井吉野’の株本から樹冠外までの土壌を採取して、レタスを用いた土壌アッセイ法で評価したところ、すべての土壌で根の伸長阻害が観測された。対策として採取土壌に5%(dw/v)の活性炭を混合したところ、一つの地域を除いて伸長阻害作用が緩和されたことから、サクラ類の周辺土壌において活性炭施用が土壌改良となることが示唆された。
カテゴリ さくら 土壌改良 レタス 連作障害

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