| 課題名 | 捕獲困難な個体を生み出さない効率的なシカ捕獲技術の開発 |
|---|---|
| 研究機関名 |
和歌山県林業試験場 |
| 研究分担 |
経営環境部
果樹試験場環境部 |
| 研究期間 | 完R1~3 |
| 年度 | 2021 |
| 摘要 | 【目的】 警戒心を高めた捕獲困難な個体を出さないため、シカが防護柵の地際等の隙間や破損した穴から侵入する習性を利用し、ワナの内部にシカを潜り込ませ脱出できなくする構造の潜り込み式獣類捕獲ゲートを果樹試験場と共同で開発する。 【成果】 ①囲いワナについて施工時間は平地の約2倍かかるが、防鹿柵用資材や立木を活用することで平均傾斜角30°でも作成可能であった。捕獲ゲート部分は凹凸が少なく安定した斜面であれば傾斜角20°でも安定して稼働し、シカの捕獲が可能だと考えられた。 ②白浜町市鹿野で令和3年5~6月に8頭、田辺市鮎川で令和3年10月~令和4年2月に3頭、同市深谷で令和3年12月~令和4年2月に5頭を捕獲した。植栽地付近である程度捕獲した後、短期で別の個体が移入してくる場合と、移入がみられず再捕獲の難しい場合がみられた。 |
| カテゴリ | シカ 防護柵 |