課題名 | 大規模経営体に向けた超省力化稲作体系の確立 1)水稲の作況解析試験(早期・普通期) 2)マット式湛水直播栽培技術の確立 3)主力品種等の流通評価を高める生産技術等の確立 |
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研究機関名 |
宮崎県総合農業試験場 |
研究分担 |
作物部 |
研究期間 | 継R2~R4 |
年度 | 2021 |
摘要 | 1)本年産水稲の作柄は、収量が489kg/10aで作況指数は「100」の「平年並み」となった。作期別では、早期水稲は、4月中旬から5月上旬の低温及び梅雨入り後の日照不足の影響で分げつが抑制されたことから、穂数は、「少ない」となったが、1穂籾数は「多い」となり、全籾数は「平年並み」となった。登熟は出穂期以降、日照は平年並み、気温日較差が平年を上回ったことから「やや良」となり、収量481kg/10aで作況指数「101」の「平年並み」となった。普通期水稲は、6月中旬、7月上旬の日照不足により穂数は「少ない」となり、8月中旬の大雨による低温・日照不足から、全籾数は「やや少ない」となった。登熟は9月中旬以降好天で全籾数がやや少ないことによる補償作用で「やや良」となり、収量498kg/10aで作況指数「99」の「平年並み」となった。 2)育苗マットと田植機を用いた湛水直播栽培の技術確立に取り組んだ。密苗に相当する種子籾量及び苗掻取量設定を大きくすることで、安定した苗立率を確保できた。また、直播用マット作成経費は約178円/枚と低コストで作成できた。 3)作況解析試験(上述)及び収穫前品質判定に取り組んだ。 |
カテゴリ | 育苗 直播栽培 水稲 大規模経営 超省力 低コスト 品種 |