課題名 |
融合細胞の選抜技術に関する研究-植物細胞の染色性(212) |
課題番号 |
1992000474 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所(生物研)
|
研究分担 |
細胞育種・細胞操作研
|
研究期間 |
完H02~H03 |
年度 |
1992 |
摘要 |
とうもろこし及びメロンのカルスを前年度選抜した4種の合成染料を添加した液体培地にカルスを挿入し、染色性及びプロトプラストの単離を検討した。とうもろこし-カルスの染色は、いずれの染料においても染色可能であるが、0.5Mマンニトール液で洗浄したところ、すべて脱染してしまった。この原因はとうもろこし-カルスがembryogenic callusであり、表面上に着色しているにすぎず細胞内まで取り込まないことに起因していると考えられる。一方、メロン-カルスは柔軟でfriableなカルスであるため、Acid blueなどは容易に細胞内に進入し、細胞分裂時にも染料の移動が観察された。この4種の染料のスペクトル曲線を検討したところ、Acid blueは非常にシャープであることが分かった。また、識別性、培地への溶解性、保存性及び取扱い等で最も優れていることが認められた。
|
カテゴリ |
育種
とうもろこし
メロン
|