課題名 | 耐凍性発現・増大に伴う過酸化物生成機能(34) |
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課題番号 | 1992001995 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北農試) |
研究分担 |
作物開発・果樹研 |
研究期間 | 延H01~H04 |
年度 | 1992 |
摘要 | リンゴ花芽の春における耐凍性変動と過酸化物代謝の関係を検討した。自然条件下において,過酸化物生成系の酵素活性はいずれも耐凍性の減少に伴って増加した。一方,過酸化物分解系の酵素活性は花芽の発育に伴って変動した。人為的デハードニング条件下では,過酸化物生成系の酵素活性は増加したが,過酸化物分解系の酵素活性は低下した。酸化的ストレスの受けやすさを示す指標(OI)のNADH-CcR活性/G6PDH活性比とCcO活性/G6PDH活性比は,自然および人為的デハードニングの両条件下において耐凍性減少に伴って増加し,OI値と耐凍性との間には高い相関係数が得られた。以上の結果から,春における耐凍性減少は過酸化物代謝に伴う酸化的ストレスと密接に関係しているものと考えられる。 |
カテゴリ | 寒地 耐寒性 凍害 りんご |