課題名 | マメ類の耐冷性の遺伝に関する研究(37) |
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課題番号 | 1992001996 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北農試) |
研究分担 |
地域基盤・耐寒遺伝研 |
研究期間 | 継H01~H05 |
年度 | 1992 |
摘要 | 需要の高いダイズ白目品種の子実の臍周辺が低温年に褐変し、商品価値が低下する現象が北海道で問題になっている。そこで、低温による臍周辺着色程度の高い品種(キタコマチ)と低い品種(コガネジロ)、およびそれらのF2を供試して、低温処理による臍周辺着色の遺伝分析を行った。キタコマチの着色指数(着色無:0~着色甚:4)は3.78、コガネジロの着色指数は1.05で、両者の間に明らかな品種間差異が認められた。F2の着色指数の度数分布は指数0から4まで連続的に分布し、しかも指数の高い方に強く偏る分布を示した。最尤法により関与遺伝子数を推定したところ、関与遺伝子数は1または2であった。したがって上記の形質には少数の主働遺伝子が関与していると推定され、低温処理条件下での個体選抜によりその形質の改善が可能であると考えられた。 |
カテゴリ | 寒地 耐寒性 大豆 品種 |