課題名 | 低・未利用資源の高度利用技術の開発(257) |
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課題番号 | 1992002198 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北農試) |
研究分担 |
企連・総研3 |
研究期間 | 完H01~H03 |
年度 | 1992 |
摘要 | 過去2年間の試験から、水産副産物や加工残渣物がギ酸を3~4%添加し、フィッシュサイレージ(FS)にすることによって、生臭さも消えて嗜好性のあるタンパク質飼料として有望であることを育成めん羊で確かめた。3年度は肉用牛のタンパク質飼料としての可能性を検討するため、FSの材料に雑魚(小魚+かじか)を供試し、ホル去勢牛(14~15月齢)に1年間に亘って給与した結果、■アンモニア処理麦稈とFS飼料との組合わせで、日増体量0.8~1.0kgに達し、乾物摂取量も日本飼養標準並であった。■FSからの粗タンパク質摂取量が飼料全体の60%に至っても血液成分、増体等に異常はなく、屠体成績も良好で、アンモニア処理麦稈とFS主体による牛肉生産が十分可能と考えられた。■今後、飼料としての特性、安全性、ハンドリング性を明らかにする必要がある。 |
カテゴリ | 加工 寒地 肉牛 羊 未利用資源 |