課題名 | ニホンナシ新品種・育成系統における成熟・貯蔵特性の解明(60) |
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課題番号 | 1992001209 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
育種・育種2研 |
研究期間 | 完S00~S00 |
年度 | 1992 |
摘要 | 樹上における果実品質の変化、貯蔵中の品質の変化を調査し、種間差異について検討した。ニホンナシ、チュウゴクナシは樹上で軟化し可食状態に達したのに対して、セイヨウナシは果肉硬度、でんぷん含量ともに著しく高く、可食状態に達する前に全て落果した。貯蔵中の変化についてみると、ニホンナシ、チュウゴクナシでは果肉硬度、でんぷん含量の変化が少なかったが、セイヨウナシでは両者とも急減した。糖含量については、セイヨウナシではシュクロ-ス含量が増加したが、ニホンナシでは減少し、チュウゴクナシでは変化が少なかった。以上の様に果実の成熟の様相は種により著しく異なり、セイヨウナシは追熟後に可食状態に達したのに対し、ニホンナシ、チュウゴクナシは樹上で可食状態に達した。また、特に、チュウゴクナシは貯蔵中の品質変化が極めて小さいことが明らかとなった。 |
カテゴリ | 新品種育成 台木 品種 |