課題名 | リンゴ樹の乾物生産能力の解明(173) |
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課題番号 | 1992001324 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
盛岡・栽培研 |
研究期間 | 継H02~H05 |
年度 | 1992 |
摘要 | マルバカイドウ台及びわい性台(M.26)樹の‘ふじ’及び‘ジョナゴールド’を供試し、T/R率と年間肥大率及び乾物分配の比較をした。地上部及び地下部の生体重は、マルバ台樹がM.26台樹のそれぞれ約14.2倍及び12.6倍、マルバ台樹の1樹当り占有面積はM.26台樹の7倍であり、占有面積当りの現存量がマルバ台樹で著しく多いことが示された。T/R率は、台木による差がなく、マルバ台樹の太根重はM.26台樹の19.3倍であり、このことがわい性台樹が倒伏に弱い一つの原因になっていると考えられる。一方、枝幹部の年間容積増加率はマルバ台樹とM.26台樹間に有意な差は認められなかった。マルバ台樹はM.26台樹に比べ、1樹当りの枝幹乾物増加量が約12倍であるのに対し、果実の乾物量が約4.4倍 に過ぎず、枝幹により多くの乾物が配分されたことが認められた。 |
カテゴリ | 栽培技術 台木 びわ りんご |