課題名 |
ナシ黒星病抵抗性の遺伝機構の解明とその利用技術に関する研究(251) |
課題番号 |
1992001395 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試)
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研究分担 |
保護・病害1研
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研究期間 |
継H03~H05 |
年度 |
1992 |
摘要 |
クリスタルバイオレット添加素寒天平板培地にナシの葉片を置床し、黒星病菌の分生胞子懸濁液を点滴接種した。ナシ黒星病菌とニホンナシ、セイヨウナシ黒星病菌とセイヨウナシの組合せでは接種部位に壊死斑が形成されたが、ナシ黒星病菌とセイヨウナシ、セイヨウナシ黒星病菌とニホンナシの組合せでは形成されず黒星病抵抗性が宿主、非宿主間で質的に異なる可能性が示唆された。ほ場観察及び接種試験においてニホンナシ品種、水秀には黒星病の発生が見られず、本病抵抗性遺伝資源としての有用性が確認された。野生ナシのPyrus calleryana、P. yohroensisに黒星病の発生が認められ、病原菌はVenturia nashicolaと見なされた。また、ニホンナシの幸水と野生種マメナシ12の両方に病原性をもつ菌の新たな表現型が見出された。
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カテゴリ |
病害虫
遺伝資源
くり
黒星病
抵抗性
病害抵抗性
品種
防除
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