課題名 | 施設栽培ブドウにおける総合防除技術の開発(309) |
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課題番号 | 1992001438 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
安芸津・虫害研 |
研究期間 | 完S63~H03 |
年度 | 1992 |
摘要 | 前年度に放飼したクワコナカイガラヤドリバチの放飼効果について時期別の消長を追跡調査した.越冬期(3年1月)の調査ではクワコナカイガラムシの越冬はわずか1卵塊のみであり,ヤドリバチの越冬マミ-も発見できず,放飼の効果が明らかであった.萌芽期(5月)にも,調査したすべての新梢でクワコナカイガラムシ幼虫の寄生は認められなかったが,6月には第2世代の卵塊が一部で認められ,同時にヤドリバチのマミ-も見られた.7月にチャノキイロアザミウマの防除を行った後には,クワコナカイガラムシが爆発的に増加し,収穫期には約80%の果房に被害が見られた.薬剤の感受性試験の結果に示されたとおり,チャノキイロアザミウマの防除と寄生蜂の放飼とは両立しないことが明らかとなった. |
カテゴリ | 病害虫 害虫 施設栽培 総合防除技術 ぶどう 防除 薬剤 |