課題名 | ムダ潅漑地区における初期潅水期の水管理に関する研究-直播栽培における水管理実態-(109) |
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課題番号 | 1992003943 |
研究機関名 |
熱帯農業研究センター(熱研) |
研究分担 |
研二(主研) |
研究期間 | 継H02~H04 |
年度 | 1992 |
摘要 | ムダ潅漑地区の末端水管理の実態について農家からの聞き取り調査(代表4地区100農家)を実施し直播普及後の水管理の変化について分析した。その結果、(1)栽培方法を移植から直播に変えた理由は『移植の経費を節減するため』が圧倒的に多く『近所が変えたので』『直播は栽培が簡単』『移植労働力確保困難』と続く。移植を続ける理由は『深水田のため排水困難』が圧倒的に多い。(2)3次水路整備地区でも完全には潅漑問題は解決してないが、初期潅水到達日数は大幅に改善されており、バックイリゲーションやポンプイリゲーションの比率は3次水路整備地区では少ない。(3)排水問題地区は予想以上に多く3次水路未整備地区で50%、整備地区でも25%ある。深水湛水地区の多くは排水不良のため直播栽培の普及を阻害している。(4)圃場均平を実施している農家は過半数を超えている。均平方法は乾期作前にトラクタにリアバケットを装着する方法がほとんどである。 |
カテゴリ | 亜熱帯 直播栽培 水田 水管理 |