課題名 | 植物寄生性細菌の生理的特性と感染・発病機構の解明(63) |
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課題番号 | 1992000559 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研) |
研究分担 |
環境生物・寄生菌研 |
研究期間 | 継S00~S00 |
年度 | 1992 |
摘要 | 酵素標識抗体法及びシュウ酸カルシウム結晶,色素などの物質産生を利用した細菌の簡易・迅速検出手法を確立してイネもみ枯細菌病菌の種子及び幼苗における存在部位,本田移植後の動態を解明した。本菌の産生する2種の毒素toxoflavin及びfervenulinを単離・同定して,病徴発現や病原性との関連を明らかにした。サルビア根圏土壌から分離した赤色色素を産生するSerratia sp.はキュウリ灰色疫病菌に対して強い抗菌活性を示したことから抗菌物質を検索・単離した結果,prodigiosin であることが判明した。トランスポゾン導入により赤色色素産生能を失った白色菌株は抗菌活性を示さず,本細菌の産生する赤色色素自体が抗菌物質であることを明らかにした。 |
カテゴリ | きゅうり サルビア もみ枯細菌病 |