課題名 | 人工酸性雨による農作物等の生長・生理学的特性の解明(150) |
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課題番号 | 1992000634 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研) |
研究分担 |
環境資源・大気保全研 |
研究期間 | 継H01~H04 |
年度 | 1992 |
摘要 | 人工酸性雨降雨システムを用いて種々の農作物に酸性雨を接触させ,生長に及ぼす影響を調査した。人工酸性雨のpHは5.6,3.0,2.7および2.5とし,散布頻度は1回1時間(雨量10mm前後)で週3回とした。いずれの農作物でもpH2.7および2.5処理区で乾物重は減少傾向であったが,減少の度合いは種により異なり,ハツカダイコンで最も大きく,次いでカブ,チンゲンサイ,ニンジンおよびホウレンソウがやや大きく,インゲンとサラダナは小さかった。根茎葉等の比率はハツカダイコン以外は酸性雨処理の影響を受けなかった。サラダナでは,葉への水滴の接触角度が大きく,それが可視被害の発現が少なく乾物重の低下が小さい原因と考えられた。 |
カテゴリ | かぶ だいこん チンゲンサイ にんじん ほうれんそう |