課題名 | 農作物等の耐酸性評価と指標植物の類型化(232) |
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課題番号 | 1992000708 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研) |
研究分担 |
環境生物・保全植生研 |
研究期間 | 延H01~H04 |
年度 | 1992 |
摘要 | 酸性雨に対する指標植物の選定を目的として,可視被害が発現しやすい花卉類を対象に人工酸性雨の滴下試験を行い,感受性の差異を比較した。試験の結果,pH2.5でほとんどの供試植物の花弁に明瞭な脱色被害がみられ,葉よりも明らかに感受性が高いことが確認された。とくにツツジ,パンジーなどの一部の品種では,pH3.0でも脱色がみられた。しかし,pH3.5以上になるとほとんどの種で被害がみられなかった。種と花色を要因とした数量化2類による分析の結果では,花色の違いよりもむしろ種間の差異の方がより強く影響しているようであった。また,酸性溶液の暴露方法をかえた試験では,処理の違いによる有意な差はみられなかった。 |
カテゴリ | 管理技術 パンジー 評価法 品種 |