絹織物の実用性能改善加工技術の開発(180)

課題名 絹織物の実用性能改善加工技術の開発(180)
課題番号 1992003425
研究機関名 蚕糸・昆虫農業技術研究所(蚕糸昆虫研)
研究分担 加工利用・加工技術研
研究期間 完S62~H03
年度 1992
摘要 絹の衣料性能を向上させる化学加工法について検討した。(1)エチレン尿素と熱反応型水溶性ウレタン・オリゴマーを組成比6:4から4:6前後でブレンドしたもの、またはこれにチオ尿素を2%前後添加した複合樹脂を用いて絹織物に対して樹脂加工した場合、10%程度の低付着率法であっても黄変防止、防しわ性、耐摩擦性に著しい効果が認められた。(2)本加工法はパツド・ドライ・キュア法という簡単な方法で実施することが可能であり、樹脂も各種タイプのものを使うことにより、加工効果の拡大を図れ、絹と綿、絹とレーヨン等の交織織物にも適用できる。(3)NOxによる黄変防止や光と汗、光と窒素酸化物の複合的な黄変にも効果が認められた。(4)ブラウスによる着用試験を行なったところ、加工布の方が未加工布に比べて厚みがあり、反発性、ほのかな暖かさがある反面、ソフトさ、きしみ感等では、数値が低いという結果であった。
カテゴリ 加工 効率的生産技術 ごま

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