課題名 |
トマト根腐萎ちょう病抵抗性育種(101) |
課題番号 |
1992001576 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試)
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研究分担 |
野菜育種・育種3研
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研究期間 |
延S61~H08 |
年度 |
1992 |
摘要 |
L. pennelliiの持つ根腐萎ちょう病抵抗性を導入した抵抗性系統を育成するために,B5F6及びB6F4世代の抵抗性選抜及びオキシスポロンを用いた抵抗性選抜の可能性を検討した.幼苗接種検定の結果,B5F6世代の2系統は全個体が発病し,罹病性であった.B6F4世代では,全個体罹病性のものが2系統,罹病性個体を分離するものが13系統,全個体抵抗性のものが4系統認められた.抵抗性個体を圃場に定植したが,青枯病により全個体が枯死したので,次年度残種子を用いて再度抵抗性選抜を行う.葉挿しによりオキシスポロンに対する品種の感受性を検定した結果,葉の萎ちょうの程度に品種間差異が認められた.しかし,葉の萎ちょうと萎ちょう病抵抗性遺伝子型との間に一定の傾向は認められなかった.これまで抵抗性の選抜を行ってきたが,抵抗性の選抜が不確実であったために,L. pennelliiとの交雑後代系統は抵抗性が固定しておらず,また果実形質が不十分であった.今後は,確実な抵抗性選抜方法が確立されたので抵抗性の固定を図るとともに実用品種へ戻し交雑し,果実形質の向上を図る.
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カテゴリ |
病害虫
青枯れ病
育種
遺伝資源
栽培技術
抵抗性
抵抗性遺伝子
トマト
品種
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