課題名 | 植物低温障害発生機構の分子生物学的解明(178) |
---|---|
課題番号 | 1992001643 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
研究分担 |
生理生態・ストレス研 |
研究期間 | 継H02~H04 |
年度 | 1992 |
摘要 | 低温による光合成活性の低下は低温障害の主因の一つとみなされ、障害の指標となっている。したがって、活性の高い葉緑体の単離は研究上重要であるが、安定した方法はキュウリでしか報告されていない。そこで、他の野菜にも適用が可能な方法の確立を図った。常法で葉緑体を単離すると、ナスでは活性の高い葉緑体が得られたが、メロンとピ-マンでは低かった。これに対して、改良法ではいずれの野菜でも高い活性をもつ葉緑体の単離が可能となった。。低温・弱光によりメロンの光合成速度は58%まで低下した。電子伝達系活性には影響はなかったが、共役能は低下した。これより、低温・弱光による光合成活性の阻害部位は光リン酸化である可能性が示唆された。 |
カテゴリ | きゅうり 生理障害 なす メロン |