課題名 | 雪の物理特性の解明と利用法の開発(2) |
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課題番号 | 1993001945 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北農試) |
研究分担 |
農村計画・気象資源研 |
研究期間 | 継S60~H07 |
年度 | 1993 |
摘要 | 本道の積雪地域で冬期間から早春に収穫可能な野菜を探索し、その積雪下における生育状況を調査した結果次のことが明らかになった。実験はニンジン、カブ、雪菜等の数種類の秋野菜を供試したが、普通よりやや遅くは種したニンジンでその可能性の高いことがわかった。ニンジンは積雪下において10~20%の生体重の増加することが明らかになった。この増加は茎葉部からの体内物質の移動が原因しているとみられ、茎葉を切除した個体の増加は少かった。更に降雪前の低温に遭遇すると低温馴化により体内で糖度が高くなり食味がよくなることが明らかになった。実用化に向けて更に試験を進めるとともに、コボウ等他の種類についても検討する必要がある。 |
カテゴリ | かぶ 寒地 にんじん 良食味 |