課題名 | 耐凍性発現・増大に伴う過酸化物生成機能(33) |
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課題番号 | 1993001970 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北農試) |
研究分担 |
作物開発・果樹研 |
研究期間 | 完H01~H04 |
年度 | 1993 |
摘要 | リンゴ花芽の耐凍性と過酸化水素代謝の関係を調べるため、関連酵素の活性を経時的に測定し、耐凍性との関連を検討したところ、ニコチンアミドアデニンヌクレオチドチトクロームc還元酵素またはチトクロームc酸化酵素活性をグルコースー6-リン酸脱水素酵素活性で割った値が耐凍性と相関が認められたので、この値を酸化的ストレスの起こしやすさを表す細胞内状態の指標(OI値)と定義した。OI値の高い種あるいは品種ほど耐凍性が低いことが示され、厳冬期におけるリンゴ属植物の耐凍性は木部の過酸化物代謝と密接に関係しているものと考えられた。また、春における耐凍性の減少は過酸化物代謝に伴う酸化的ストレスの高まりと関係しているものと考えられた。 |
カテゴリ | 寒地 耐寒性 凍害 品種 りんご |