課題名 | 寒地コムギの窒素栄養診断技術の開発(141) |
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課題番号 | 1993002090 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北農試) |
研究分担 |
生産環境・養分動態研 |
研究期間 | 継H01~H05 |
年度 | 1993 |
摘要 | コムギの窒素栄養診断指標にたいする播種時期とりん酸肥沃度および潅水の影響を調査した。秋の播種時期が早いほどコムギのりん酸吸収能が高まった。りん酸肥沃度がトルオーグ法で20mg/100g以上の場合には、播種日の適正化により、りん酸施肥量を現行標準の50%以下に節減できた。栄養診断に基ずく止葉期窒素追肥は、播種期の早晩あるいはりん酸肥沃度の如何を問わず、顕著な増収とりん酸吸収量の増加をもたらした。多雨年であったため、多腐植表土層厚30cm以上の区では潅水による増収効果が認められなかった。多収系統「月寒1号」の収量は9.3t/haに達したが、その跡地の残存無機窒素量は無窒素栽培の場合と同程度の低い水準に保たれており、多収と環境保全の両立性が確認された。 |
カテゴリ | 栄養診断 寒地 管理技術 施肥 低コスト 播種 |