課題名 | カキのウイルス病様症状の発生状況及び伝染性(231) |
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課題番号 | 1993001356 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
安芸津・病害研 |
研究期間 | 継S63~H05 |
年度 | 1993 |
摘要 | 1988~1991年に各地のカキ産地に見られるモザイク、奇形葉、クリンクル、枝の凹陥、異常落果、発芽遅延、萎縮などの各種のウイルス病様症状を示す樹から穂木を採集し、西条実生苗または富有に接ぎ木してこれらの症状の伝染性を調べた。これらのうち、岐阜県の富有に発生していた柳葉、丸葉、奇形葉の症状は接ぎ木接種した西条実生苗に接ぎ木1年後に原寄主と同様な奇形葉を発現し、接ぎ木伝染性が推察された。しかし、タバコ、アカザ、キノアなどの草本植物に汁液接種したところ、いずれにも感染が認められなかった。ダイレクトネガティブ染色法により症状発現葉を電子顕微鏡観察したところ、ウイルス様の粒子は検出されなかった。 |
カテゴリ | 病害虫 かき キノア くり たばこ 接ぎ木 防除 |