課題名 | 高知県で発生した日向夏の原因不明障害の原因究明 |
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課題番号 | 1993001357 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
興津・病害研 |
研究期間 | 新H04~H05 |
年度 | 1993 |
摘要 | 高知県下で栽培されている日向夏の主枝、亜主枝などの切断面の年輪部が茶褐色となり、ヤニが吐出し、樹皮に亀裂を生じ、樹勢が衰弱するなどの症状がみられる原因不明の障害が発生し問題となっているのでその原因究明を行った。その結果、ヤニを吐出する病組織から糸状菌及び細菌の分離を試みたが分離率は極めて低かった。本症状は海外で報告されているコンケーブガムと類似しているので、検定植物のDweet tangorで検定したところ、典型的なoak-leaf patternが発現し、さらに健全な日向夏に接種したところ、接種部付近にヤニの吐出及び亀裂が見られたので、本障害はコンケーブガムの一種と同定した。 |
カテゴリ | 病害虫 栽培技術 日向夏 防除 |