課題名 |
ブドウ根頭がんしゅ病菌の迅速検出技術の確立(238) |
課題番号 |
1993001361 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試)
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研究分担 |
安芸津・病害研
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研究期間 |
延H01~H06 |
年度 |
1993 |
摘要 |
PCRを利用したDNA多型解析によって、Agrobacterium 属細菌を迅速に同定することを試みた。手法としては平成4年度はPCR-RFLPを取り上げ、34菌株の本属菌を供試して検討した。すなわち、16S・rRNAのコード領域をPCRによって増幅した後、増幅産物を制限酵素処理して切断パターンの比較を行った。その結果、BsiHKA ■とEcoR ■処理によって、biovar 1、biovar 2グループ(biovar 2、キウイ株およびサクラ株)、biovar 3およびA.rubiの4つのグループ間で RFLPが検出できた。biovar 2グループについては、Bsm ■と Xba ■の2つの制限酵素の切断パターンにより、biovar 2、キウイ株およびサクラ株を互いに区別することができた。本法は非常に簡便であり、多くのサンプルを短時間に処理することができるため、本属菌を迅速同定する方法として有効である。
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カテゴリ |
病害虫
さくら
ぶどう
防除
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