果樹病原菌のエルゴステロール生合成阻害剤に対する耐性(261)

課題名 果樹病原菌のエルゴステロール生合成阻害剤に対する耐性(261)
課題番号 1993001387
研究機関名 果樹試験場(果樹試)
研究分担 保護・病害1研
研究期間 継S62~H06
年度 1993
摘要 ナシ園では現在、黒星病の防除にDMI剤が広く使用されている。1991年、フェナリモルに対して感受性の低下した黒星病菌が各地のほ場から検出されたため、1992年改めてモニタリングを実施した。その結果、DMI剤散布園からはフェナリモル感受性の低下した菌株が一部分離され、菌の集団が耐性側へ僅かにシフトする兆しがうかがわれた。次に、リンゴ黒星病菌を用いて、交雑によるDMI剤耐性の遺伝について検討した。子のう胞子分離株のフェナリモル感受性に関する頻度分布から、本菌のほ場分離株のDMI剤耐性には、単純なメンデル様式以外の複雑な遺伝機構が関わっていることが示唆された。また、DMI耐性とベンゾイミダゾール耐性とが異なる遺伝子によって支配されることが初めて証明された。
カテゴリ 病害虫 黒星病 耐性菌 防除 モニタリング 薬剤 りんご

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