課題名 | ゴマダラカミキリのカンキツ園における行動解析(267) |
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課題番号 | 1993001394 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
興津・虫害研 |
研究期間 | 完S63~H04 |
年度 | 1993 |
摘要 | 赤外線照射器とビデオカメラにより、カンキツ樹上でのゴマダラカミキリ成虫の行動を記録し、雌雄差を比較解析するためこの試験を開始した。雌は葉(餌)部と地際部(産卵場所)に、また雄は葉部と分岐部に長く滞在した。しかし、雌が同一の樹上にいる場合、雄の地際部に滞在する時間および地際部への移動回数は増加した。このことから、雌による性フェロモン放出の可能性は高いと考えられた。また、葉部と分岐部を結ぶ移動行動は雌雄とも終日見られたが、地際部をめぐる移動は6時から20時あたりに行われ、産卵行動に日周リズムが存在するものと推測された。当初の目的はほぼ達成されたのでこの研究を完了とする。今後は性フェロモンの抽出、分離、同定に期待する。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 性フェロモン 防除 その他のかんきつ |