野菜の耐暑性メカニズムの解明

課題名 野菜の耐暑性メカニズムの解明
課題番号 1993003882
研究機関名 熱帯農業研究センター(熱研)
研究分担 沖縄・導入栽培研
研究期間 新H04~H05
年度 1993
摘要 熱帯原産の野菜を除く大部分の野菜は夏季の温帯地域、及び熱帯・亜熱帯地域で生じる高温条件で生育が悪化し減収する事から、野菜の耐暑性のメカニズムについて検討する必要がある。これまでの研究で、野菜の高温ストレスでは同時に生じる水ストレスの影響も大きいこと、また、高温条件では暗黒下でもトマトの気孔が開くことが明らかになった。そこで、平成4年度はアブラナ科野菜の気孔の暗黒下での高温に対する反応、及び高温がキャベツのワックスの分布に及ぼす影響について検討した。トマトと同様にキャベツとダイコンでも気孔開度に相当する拡散伝導度は30℃~35℃を越えると顕著に増大した。また、40℃でのキャベツの暗黒時の拡散伝導度は耐暑性が大きい早秋が耐暑性が小さいと考えられる他の3品種に比べて小さかった。高温条件で栽培したキャベツでは、より低温条件で栽培したキャベツに比べて葉の表、裏共に葉の表面からつきでているワックスの量が顕著に減少した。また、このワックスの密度には品種間差が認められた。平成5年度は高温条件下でのキャベツの炭素収支、気孔反応、水ストレス、及び野菜類の気孔の温度反応について検討する。
カテゴリ 亜熱帯 あぶらな キャベツ 栽培技術 だいこん 耐暑性 トマト 品種

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