課題名 | 主要害虫の生物的防除に関する研究(81) |
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課題番号 | 1993003915 |
研究機関名 |
熱帯農業研究センター(熱研) |
研究分担 |
研一(主研) |
研究期間 | 継H04~H06 |
年度 | 1993 |
摘要 | 捕食・寄生性天敵の簡易大量累代飼育法の確立を目的とし、鱗し目昆虫の有力な天敵の一種であるブランコヤドリバエの人工飼育を行った。寄主アワヨトウ幼虫の体表に産みつけられたハエ卵を表面殺菌し、組織培養ディシュの各穴に卵を入れ、ふ化後の幼虫の成長・発育を調査した。用いた液体人工飼料であるIPL4l・Lに同量のカイコ体液を加えると、ハエ幼虫の飼育成績が向上し、飼料中で寄主生体内と同様な漏斗状のファネルを形成する一齢幼虫が出現した。この様な幼虫の多くは終齢まで発育し、その一部は囲よう殻を形成することが明かとなった。本種を成虫まで人工飼育するには、さらに人工飼料の改良が必要である。 |
カテゴリ | 病害虫 亜熱帯 あわ カイコ 害虫 生物的防除 防除 |