課題名 | 東アジアモンスーン地域における移動性水稲害虫の広域移動実態の解明 |
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課題番号 | 1993003920 |
研究機関名 |
熱帯農業研究センター(熱研) |
研究分担 |
研一(部長) |
研究期間 | 単H04~H04 |
年度 | 1993 |
摘要 | 北ベトナムの紅河デルタ一帯はイネウンカ類の周年発生地帯の北限に位置し、バイオタイプの発達時期や季節風の分析結果から本邦に飛来するウンカ類の一次飛来源と目されている。5月に移動性個体群をうみだす水稲春作上のウンカ類の野外調査を実施し、発生量の変動を分析するため情報収集を行った。発生量の年次変動の主要因は冬期の気温と考えられ、暖冬年に被害面積が拡大する傾向がみられた。春作上で越冬するウンカ密度は通常著しく低いが、卵期の死亡率および幼虫期の天敵密度は低く、ウンカ類は4ー5月に高い増殖率を達成すると推測された。移植時期が早く生育日数の長い感受性のローカル品種が移動性個体群の主たる発生源と特定された。 |
カテゴリ | 病害虫 亜熱帯 害虫 水稲 春作 品種 防除 |