課題名 | 黒ボク土地域の半自然草地における群落構成種のアレロパシー発現機構の解明と制御(22) |
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課題番号 | 1993000967 |
研究機関名 |
草地試験場(草地試) |
研究分担 |
生態・草地生態研 |
研究期間 | 延H01~H07 |
年度 | 1993 |
摘要 | 野草地におけるアレロパシー発現草種と推察されるハルガヤの植物体中に含まれるアレロパシー物質であるクマリンが、ハルガヤ植物体外に放出される経路を明らかにするために、推定される4経路上のクマリンを、高速液体クロマトグラフを用いて定量した。生きているハルガヤ植物体から大気中への揮散、雨水による浸出、根からの放出の3経路ともに、他の植物の生育に影響を与える可能性があると推察されるクマリン濃度は得られなかった。これに対して、植物遺体を土壌表面に放置した場合、潅水によってハルガヤ中のクマリンが土壌へ移行し、他植物の生育に影響を与えるに足る濃度に達すると考えられた。 |
カテゴリ | アレロパシー物質 |