課題名 | 土壌中の物質代謝速度と土壌環境要因との関係(160) |
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課題番号 | 1993000668 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研) |
研究分担 |
環境資源・土壌生化研 |
研究期間 | 継H03~H06 |
年度 | 1993 |
摘要 | 室内インキュベーション法で土壌の窒素肥沃度を評価すると、実際の圃場での作物の窒素吸収量の予測にしばしば失敗することが知られている。とくに有機物の施用土壌ではその現象が著しく、有機態窒素の吸収利用に関して再検討する必要がある。とりわけ根圏における窒素の挙動については未解明である。有機態窒素として、米ぬかを圃場および、その土壌を充填したポットに施用してトウモロコシ、陸稲、ダイズを栽培した。その結果、米ぬか施用の有無にかかわらず、トウモロコシやダイズはその窒素吸収量は同じ程度であったが、陸稲は米ぬか施用により生育は促進しかつ窒素吸収量は増大した。このことは作物間で有機態窒素の吸収能力に差のあることを示唆するものである。 |
カテゴリ | 大豆 とうもろこし 土壌環境 陸稲 |