ルーメン内における繊維分解とメタン生成の制御

課題名 ルーメン内における繊維分解とメタン生成の制御
課題番号 1993000856
研究機関名 畜産試験場(畜試)
研究分担 生理・生理4研
研究期間 新H05~H08
年度 1993
摘要 反芻家畜の大きな特徴は、繊維などの通常の動物では利用されない成分をルーメン内の微生物により分解・利用できることである。地球環境を考えるうえで、反芻家畜による繊維質を多く含む未利用資源の活用は最も重要な課題のひとつであるが、現状ではルーメン内の繊維分解能を最大限に引出しているとは言い難い。一方、繊維の分解過程で生ずるメタンが地球温暖化の一因となることから、その制御法の確立も望まれている。本課題では、ルーメン微生物相が細菌のみよりなる子牛や山羊を用いていく種類かの単独のプロトゾアをもつ動物を作出し、ルーメン細菌、特にセルロース分解菌とメタン細菌に対するプロトゾア及び飼料の影響を検討する。また、ルーメン細菌の能力開発の方法として、遺伝子操作による形質転換は最も効果の期待できる手法であるため、ルーメン細菌での遺伝子のホスト-ベクター系を確立するための基礎として、ルーメンより得られた嫌気性細菌のプラスミドの単離及びマーカーの導入について検討し、ルーメン内で主要な繊維分解菌であるRuminococcus albusへの遺伝子の導入についても検討を加える。
カテゴリ 未利用資源 山羊

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