課題名 | イチゴ炭そ病抵抗性簡易検定法(103) |
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課題番号 | 1993001571 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
研究分担 |
久留米・育種2研 |
研究期間 | 継S00~S00 |
年度 | 1993 |
摘要 | 炭そ病抵抗性強の‘宝交早生’‘Dover’、同弱の‘とよのか’‘女峰’につい、葉の組織構造及び物理性を葉齢別に検討した。その結果表皮厚や表皮細胞層数には一定の傾向が認められなかったが、葉柄接種における病斑長と葉身及び葉柄基部表皮硬度並びにそれらの葉齢に伴う変化との間に有意な相関が認められ、抵抗性の高い品種では葉身及び葉柄の硬度が高く、かつ葉齢に伴う硬度の上昇が速やかであることが明らかになった。このことから葉組織硬度は抵抗性発現と密接に関わっているものと判断された。しかし炭そ病菌の定着・侵入・拡大等の各過程に対応する抵抗性発現機作のすべてを組織硬度で説明することは困難であり、他の機作についても検討の必要がある。 |
カテゴリ | 病害虫 育種 いちご 遺伝資源 簡易検定法 抵抗性 品種 |