課題名 |
野菜の土壌病害に対する生物的防除法の開発(258) |
課題番号 |
1993001709 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試)
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研究分担 |
久留米・病害研
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研究期間 |
延H03~H07 |
年度 |
1993 |
摘要 |
トマト・ナス青枯病に対する物理的、化学的、耕種的、生物的防除並びに総合防除について検討した。2病害とも、根圏を隔離する遮根シートを使用すると単独処理で有効な防除効果を示した。台木の発病抑制効果は、トマト青枯病に対しては‘影武者’が顕著な抑制を示したが、‘ジョイント’‘興津101号’‘メイト’は発病抑制効果は低かった。一方、ナス青枯病に対する台木の発病抑制効果は‘トルバム・ビガー’で高かったが、‘ミート’‘カレヘン’では20~30%の発病株率となり、やや低かった。重汚染土壌ではこれらの病害を単独の防除法で防除することは難しく、各防除法を組合せた総合防除が必要である。トマト青枯病の総合防除では10%の萎ちょう株となり、顕著な防除効果を示した。培地上で優れた拮抗作用を示す62菌株の拮抗微生物うち2菌株は、ハクサイしり腐病やイチゴ芽枯病に対しても顕著な発病抑制効果を示し、種子浸漬法でも発病を抑制することができた。今後、これらの現象の機構解明と防除法の改良、並びにハクサイしり腐病についてはより大きな規模での試験が必要であるため、研究期間を延長する。
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カテゴリ |
病害虫
青枯れ病
いちご
生物的防除
台木
トマト
なす
はくさい
病害虫防除
防除
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